WOOFモーター清掃&グリスアップ
- ヨツバモト公式

- 2023年1月7日
- 読了時間: 3分
更新日:12月9日
WOOFはMeowに比べてパワーがあり、モーターの発熱もあります。特に夏季の使用では内部のグリスが劣化してしまい、ギアを痛めてしまうこともあります。
もし、モーターからのギアノイズが気になるようでしたら、グリスアップをおすすめします。また、ノイズが出ていなくても定期的に(季節に一回程度)チェックすることでモーターギアの寿命を延ばすことができます。 作業時間の目安は、車両から取り外すところから始めて、約1時間程度です。 特殊工具は必要ありません。
モーターを車体から取り外してください。 モーターシャフトに付いているワッシャー類は、ロットによって左右の枚数が違います。組み立てる際に間違えないよう、写真を撮っておくことをオススメします。

車両右側のボルトを6本とも抜き取ってください。

そして、次は車両左側のシャフトの頭をプラスチックハンマーあるいはゴムハンマーで叩いて、モーターの中身を取り外します。

この際、金属のハンマーて直接シャフトを叩かないでください。シャフトの端部が変形してしまい、組み立ての際にナットやワッシャーが入らなくなってしまうことがあります。

このように、中身がゴロンと出てきます。
地面に落下させないようご注意ください。
撮影のため比較的新しいモーターを分解したので、グリスはまだまだ元気のようですが
サラサラに劣化してしまっていたり、錆びや気温差で発生した水滴が混入している場合もあります。

古いグリスはパーツクリーナー等で洗浄します。
合わせて、歯車の変形や欠けなどがないか、チェックします。

キレイになりました。
ついでに、ケース側(車両左側)のほうも、内側を洗浄します。

こちらもキレイになりました。
あとは、彩度新しいグリスを塗布して再組立てです。
使用するグリスの種類に指定はありませんが、ギアに樹脂が使用されているため、樹脂攻撃性の少ないグリスが良いようです。
下記のマキシマの耐水グリスがオススメです。

たっぷりと各ギアにグリスを塗布してください。

今度は、車両右側のシャフトの端部をトントンと叩いて挿入します。
カバーの隙間が残り1mm程度まで挿入できれば、あとは6つのボルトを対角線状に順番に差し込んで、少しづつ締めて行ってください。
車両に搭載する前に、シャフトを10mmのレンチで挟んで回転させ、スムーズに回転することを確認してください。
写真が不十分なところもありますが、どうでしょう。案外簡単にできると思います(エンジンに比べれば)。ぜひ、定期的な清掃をお願いします。
樹脂ギアが膨張してしまっている場合
モーターを開いてギアを確認して、もし、ギアが著しく膨張し、サンドイッチしている金属プレートよりもかなり大きくなってしまっている場合、再使用は困難です。
リスレースメントパーツのギアに交換が必要です。

【品番 F3747 モーターギア】 一台あたり、3個のギアを使用します。
また、よりハードな使用の場合はすべて金属のギアに交換することで、対策できます。ただし、純正の樹脂ギアにくらべると、モーター駆動音がかなり大きくなります。また、発熱量もあるため、グリスの管理に気を付けてください。

【品番 D8321 モーターギア フルスチール】一台あたり、3個のギアを使用します。
※ギアASSYを引き抜く際、3本爪のプーラーが必要になります。作業については、販売店あるいはお問い合わせフォームより、ダートフリークまでご相談ください。




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