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気温によるバッテリーパフォーマンスの変化【GE-N3】

  • 執筆者の写真: ヨツバモト公式
    ヨツバモト公式
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

GE-N3の取り扱い説明書には、夏季に比べて冬季は走行可能距離やパワーにおいてパフォーマンスが低下します。と記載があります。 いったい、どれくらいのパフォーマンスの違いがあるのか、ここで少し紹介します。

下図は、温度Tと、電池残量%SOC(State of Carge)、それぞれの交差するところの数字が、バッテリーが送り出すことが出来る定格電流A(アンペア)の目安です。

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例えば、気温26℃から36℃で、電池残量が93%だとすると、バッテリーが送り出すことが出来る最大電流は55.2Aということになります。 表の赤や赤橙のあたりは、バッテリーは良好なパフォーマンスを発揮することができ、緑や黄緑の領域ではパフォーマンスが低下することを示しています。 ただし、ここで一つ留意する必要があるのは、上図は、あくまでも 「バッテリーが送り出すことが出来る定格電流A(アンペア)の目安」

ということで、コントローラーやモーターを含む車両トータルでのパフォーマンスではありません。

コントローラーは必要であれば目安を越えて瞬間的に大きなアンペアを取り出すこともありますし、不要であれば目安よりも小さなアンペアで車両を動かしています。 表の通りだとすると、0°付近では夏季の半分以下のパフォーマンスということになりますが、実際には速度や走行距離が夏季の半分以下になってしまうということはありません。


しかし、「30%を下回ったあたりから、なんだか電池の減りが早いなあ」とか「寒くなってきたら登りの力強さが減ったかも」という感覚はその通りです。 同様に、仮に46℃を上回るとパフォーマンスの低下を体感するはずですが、日本で運用するかぎり、心配する必要はないと思います。 具体例としては、体重65kgのテストライダーが起伏のある愛知県瀬戸市の通勤路で運用する場合、バッテリー1本での走行距離は、夏季は約60kmで、冬季は約50kmでした。 登坂性能も同様に低下しますが、もちろん、公道でGE-N3が登れないような坂はありません。一部の競技の際はご留意ください。

 
 
 

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